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2026/09/25 17:15
こんにちは。Kamaniの水野真吾です。 9月に入り、秋のイベント出店が始まっています。今年も色々な場所へ出店予定ですので、ぜひ遊びに来てくださいね。 こちらでは、Kamaniの商品を作ってくださっている窯元・メーカーさんの紹介記事をアップしています。 第4回目は、岐阜県土岐市にあるメーカー「カネコ小兵製陶所」さんへお邪魔してきました。 カネコ小兵さんは1921年に創業し、土岐市の下石(おろし)町にあります。 Kamaniでは「シロン&チャロンマグ」などのシンプルながら味わいのあるアイテムを扱っています。 実は、かつては徳利(とっくり)の生産量日本一を誇ったカネコ小兵さん。その確かな技術力から生まれたオリジナル食器「ぎやまん陶」は、フランス・パリのDIOR(ディオール)本店に採用されました。 他にもメディアで多数登場している「リンカ」など、数々のヒット商品を生み出し、国内外で高い評価を得ています。 この日は4代目代表の伊藤祐輝さんにご案内いただき、器の製造工程や、ものづくりの裏側のお話を伺いました。 器の製造現場 カネコ小兵さんを見学させていただくと、まず驚いたのが洗練された作業スペースです。 サンテナ(陶器を入れるための、みかん箱ほどの大きさのケース)を持っていても、余裕で通れる広さの通路。作業場所と窯までの距離が短く、無駄のない動線になっています。 聞くと、スタッフから職場環境について常に改善案を募っており、これまで1000以上ものアイデアが出たそう。 一つひとつの声を形にすることで、誰もがスムーズに、かつ心地よくものづくりに打ち込める環境が築かれていました。 インタビューの日に製造されていたのは人気シリーズの「リンカ」。かわいらしい花の形が特長的で、ぽってりとした厚みや、手で描かれた刷毛の模様から温かみを感じます。 安定して多くの種類を製造するには“分業制”よりも、人が柔軟に対応できる“専業性”の方が効率がいいそう。 人が手作業で真剣に向き合っているからこそ、陶磁器には温もりやクラフト感が生まれます。 また、生産の過程でどうしても出てしまうB品(不良品)は、一般的には廃棄してしまうことも多いですが、補修して焼き直しを行い、ロスを減らす取り組みもされています。 月一でオープンするギャラリー 次に、毎月第一土曜日に営業をしている、ギャラリーを見学させていただきました。 オンラインショップで興味をもった方が、実物を見られるようにと開店。作り手から直接購入できるため、器の良さを深く体感して選ばれる方が多いそうです。 古民家のゆったりとした空気が流れる空間には、これまでカネコ小兵さんが制作した数々の器が顔を揃えています。メーカーさんは製造に専念されることが多く、一般のお客さんを招いて販売されることは珍しい取り組みです。 こういった新しい活動にも注力されている、代表の伊藤さんにお話を伺いました。 代表・伊藤さんにインタビュー ――社内で独自に行っている取り組みは他にもありますか? 毎朝の朝礼では、スタッフが交代で自分の身近な幸せを発表しています。「家族とたっぷり遊んだ」「美味しいものを食べた」「旅行先でいいお店を見つけた」といった感じで、内容は書いて掲示しています。 陶磁器は誰かの人生を劇的に変えるようなものではありません。けれど、人から贈られたり、気に入って購入したりして、一生食卓で愛用されることもあります。器はそんな「小さな幸せ」を確かに届けられる製品です。 スタッフ自身が日常の小さな幸せをしっかり実感する。そしてそれを使い手の方に届けようと思う。手がける製品に想いを宿すために、大切なことだと思います。 これまでの「ぎやまん陶」や「リンカ」は先代が築き上げたヒット商品であり、まずはそれに並ぶ器を作っていきたいと思います。 当社の製品は磁器が多く、直線的でシンプルな作りが多くなります。でも、人の手で装飾をして、かっこよさもあり、手作りならではの良さも感じる。そんな器を作り続けていきたいですね。 美濃焼全体を盛り上げられるような存在を目標にしています。 伊藤さんのお話を聞いて、製品に対するこだわりや生産効率を上げる工夫など、とても勉強になりました。 美濃焼は全国の陶磁器の約半数以上のシェアを占めており、「量産品」「お求めやすい」というイメージが先行することが多いです。 しかし、カネコ小兵さんのように「量産品だけれど、手作り感もある」「お求めやすいけれど、高級感もある」独自のブランド価値があります。それを実現するために、真摯にものづくりやお客様に向き合う姿勢が印象的でした。 私も単に器を販売するだけでなく、ものとの出合いや人との繋がりを日々大切にして、焼き物の魅力を多くの人に伝えていきたいと思いました。 お忙しいところお時間をいただきました伊藤さんありがとうございました! 次回の投稿を楽しみにお待ちください。
岐阜県土岐市「カネコ小兵製陶所」さん















